自助論 全エピソードまとめ

自らを律し、成功を勝ち取ってきたサッカー日本代表の本田圭佑選手。彼の愛読書であるサミュエル・スマイルズの自助論の全エピソードを掲載しています。

*

「大器晩成」の先人に学ぶ

LINEで送る
Pocket

●自分の能力をおごらず、目標に向かって努力せよ

世界を動かし社会の指導的地位に立つのは、天分に恵まれた人間ではなく、目標に向かってたゆまず着実に努力する人間である。

偉大な天才は、多くの場合確かに早熟であった。しかしながら、幼少時代にいくら賢かったからといつて、それが成長してからの人間の到達点を示すわけではない。

かつて驚くほど利口だった子供たち、首席を通し、何かにつけて表彰されていた少年たち――彼らは現在どうなっているだろう?卒業以後の人生を追跡調査してなると、成績も悪くノロマだった生徒のほうが優等生を追いぬいている例が多い。賢い生徒は学校では高く評価される。しかし、人より理解が早く才能があるために獲得した栄誉が、必ずしも実生活で役立つとは限らない。

真の栄誉に値するのは、むしろ素直な気持ちで精一杯努力する生徒のほうである。生まれつきの能力は劣っていても全力をつくして頑張る者こそが、誰にも増して励まされ、勇気づけられるべきなのだ。

 - 8章 - 自己修養