自助論 全エピソードまとめ

自らを律し、成功を勝ち取ってきたサッカー日本代表の本田圭佑選手。彼の愛読書であるサミュエル・スマイルズの自助論の全エピソードを掲載しています。

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自ら努力することで成功出来る

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●「天は自ら助くる者を助く」:

この格言は、かなり昔から語り継がれている有名な言葉である。つまり、自分で自分を助けようとするその精神こそが、自分の心を強くし、物事を成し遂げ、成長を遂げるための礎となる。

一方で、外部からの援助は人間を弱くする。極端な例だが、学校の授業で分からない問題がある度に友達の答えの答えを写し続けている小学生がいたとしよう。これを1年続けたら、学年が変わる頃にはもう授業についていくことすら出来なくなっているのが容易に想像出来るだろう。

重要なのは自分で自分を助けようとする精神だ。それこそがその人間をいつまでも励まし続け、自身の源になる。自分の過去を振り返ってみて、頑張ったことを思い返してみて欲しい。例えば多くの人が経験した受験勉強。英単語を毎日毎日暗記した結果が英語のテストの結果や、受験の結果となって現れる。人によっては英語が話せるようになったかもしれない。

一方でその場しのぎで友達や先生に助けてもらって答えを写すなど努力しなかった学生は、間違いなく自身で納得のいく、高校、大学に入学出来ないし、語学力を身につけていることもない。

●手助けしすぎず、時には何もせずに放っておくのも重要:

ここまで自分が助けられる立場で考えてみたが、今度はあなたが他人を助ける立場で考えてみよう。

同様に、人のために良かれと思って援助の手を差し伸べても、相手はかえって自立の気持ちを失ってしまうということが分かると思う。保護や抑制も度が過ぎると、役に立たない無力な人間を生み出すのがオチである。

一番良いのは何もしないで放っておくことかもしれない。そうすれば、人は自らの力で自己を発展させ、自分の置かれた状況を改善していくだろう。

だが、多くの人は、幸せや成功が自分の努力や行動の積み重ねによって得られるものとは考えず、周りの環境のせいにしたがる。ウチは貧乏だから・・・友達が虐めるから・・・俺は頭が悪いから・・・政府が弱者に厳しい政治だから・・・

そういう人は根本的なことを忘れている。どんなに良い環境があろうが、怠け者が働き者に変わったり、浪費家が倹約に励みはじめたり、虐められっ子がイケメン美女のモテモテ人間になったり、勉強のできない生徒が頭の良い生徒になって東大にはいれたりするはずがない。自らの怠惰を反省し、節約の意味を知り、努力の仕方を学び、目標を立てて行動に移してこそ初めて人間は変わっていく。

重要なのは、あなたがよりすぐれた生活態度を身につけることだ。これこそが全て、成功の源である。

 - 1章 - 自助の精神